はじめに・・ 森や花の香りでやさしい気持ちになったり、香りに包まれることで心が落ち着いたり、子供の頃を思い出したり 誰もがそんな経験を持っています。香りは心や体にさまざまな影響を与えています。 アロマ=香り(芳香) テラピー=療法 植物の芳香を利用した自然療法のひとつです。 アロマテラピーは、いい香りで癒されるだけではなく、 医師やアロマテラピストの指導の元で、肺や皮膚、口から体内へ取り入れます。 そして、アロマの凝縮された各成分が、血液に流れて、内臓や脳に運ばれ、 汗や尿となって排出される過程で、体内のあらゆる臓器・神経系・免疫系に作用します。 それにより、心身のアンバランスをバランス化させ、健康状態を正常に保ち、 慢性化した状態を改善させることを目的としています。 これをメディカルアロマテラピーと呼びます。 凝縮された植物の精油の成分は大変パワフルなため、 間違った使用は逆効果。身体に危険をともないます。 アロマテラピーを行なうには、専門的知識を持った医師、 または資格を持つアロマテラピストだけが行なえる行為です。 フランスでは、医師がアロマで治療をしたり、 家庭でもアロマで風邪を治すなど生活の一部となっています。 エッセンシャルオイル(精油)は、 紀元前から、薬草として自然に使われてきました。 最近では、抗生物質や医療機器などを使う、西洋医学では解明できない、 漢方や針、東洋医学や有機体、それらの自然の力が見直され、 アロマテラピーが、大ブームになってきています。 最近では日本でも、医師や看護師と一緒にアロマテラピストも治療に参加しはじめました。 プロスポーツ選手、俳優、ミュージシャン、テレビや舞台で活躍するアーティスト なども 体調管理、メンタルケア(精神安定)に役立てるために、アロマテラピーは積極的に取り入れられています。 ここでは、一般の方が家庭で気軽に、アロマを楽しむために、事前に知っておきたいアロマの基礎知識を、 簡単にまとめましたので、是非最後までおつきあい頂けると幸いです。 いーあろまネット 運営統括責任者 : 清水明美
●CNTENTS ■アロマテラピーについて。 ■アロマテラピーの歴史 ■香りが体に働くメカニズム ■エッセンシャルオイル(精油)の選び方 ■注意が必要なエッセンシャルオイル(精油) ■エッセンシャルオイル(精油)の取り扱い方と保存法 ■精油のノートとブレンド法 ■希釈するときの精油の計り方 ■7種の香りのタイプ ■精油の製造方法 ■おすすめの本
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精油の芳香成分が体に作用するルートは大きく次の3つ。それぞれの伝わるメカニズムを知りましょう! ●「鼻から」 脳へ (体温やホルモン分泌を調整する自律神経に作用します) ●「肺から」 全身へ (成分は肺の肺胞(はいほう)という器官の粘膜から血液に入り、血流に乗って全身へ運ばれます。) ●「皮膚から」 皮膚から血液・リンパへ (精油を使ったマッサージや、アロマバスなどによって、皮膚から吸収されます。皮膚の表面は皮脂膜や角層がおおい、外からの細菌などの進入を防止するバリア機能を果たしていますが、精油や植物オイルの成分は非常に小さな分子でできているため、これを通過します。新党した精油の成分は、肌にうるおいを与えるなどの作用のほかに、血液やリンパにも入り、血流に乗って全身へと運ばれ、各器官に作用し、最終的には汗や尿として排出されます。その為、べたつき感がありません。普通のサラダオイルやベビーオイルは分子が大きいので皮膚から浸透しません。その為、べたつき感があります。) ●100%オーガニックの服用できる精油を摂取することで、消化管からも吸収されます。 しかし、精油成分はかなり濃縮され成分が凝縮されているため、 一般の人が独断で行なうことは禁止!されており、大変危険!です。 医師、専門家の指導なしには絶対に行なわないで下さい。 誤った治療は、逆効果で、体調を悪化させることがあります! <CONTENTSに戻る> <このページのトップへ>
アロマテラピーに不可欠な精油は品質の高いものを選ぶことが重要です。 【ポイント】 1 100%天然で純粋(ピュア)であること。 2 自分の好きな香りであること。 3 症状に合わせて選ぶことです。 ●精油は100%純粋なものを選びましょう! 最近では、医療機関でもアロマテラピーが取り入れられるほど、その薬理効果が注目されています。 しかし、日本では、多くの精油が輸入されいて、扱いは医薬品ではなく、雑貨です。 それだけに、よく品質を確かめて買う必要があります。 ポイント は、100%天然で純粋(ピュア)であること、学名、原産国が明らかなこと、また、価格は精油の種類によって違うのが普通です。もし、均一のものがあれば、品質調整(化学合成された香料を使用したり、人工的に加工)している可能性大です。あまりにも安価なものは避けるのが無難です。 輸入元、製造元が、きちんと明確に書いてあるかどうかも重要です。 <CONTENTSに戻る> <このページのトップへ>
体調や体質、年齢などにより使用を避けたほうがいいものがあります。 ブレンドされたオイルは、必ず、各精油が表示されているものを購入し、内容をよく確認しましょう。 体調の悪い方は、必ず医師に相談してから使用して下さい。 ● 生理中は使用に注意が必要な精油 クラリセージ、クローブ、シナモンリーフ、スイートマジョラム、フェンネル、ミルラ ●妊娠中に使ってはいけない精油 クラリセージ、クローブ、サイプレス、シナモンリーフ、ジャスミン、アビュソリュート、ジュニパーベリー、ジンジャー、スイートマジョラム、ゼラニウム、タイム、フェンネル、ブラックペッパー、ペパーミント、ベンゾイン、ミルラ、メリッサ、ヤロウ、ユーカリ、ラベンダー、ローズ、ローズマリー ●子供に使ってはいけない精油 (・・・5歳以下の乳幼児、子供は、すべての精油の使用を避けましょう。マッサージはホホバオイルなどの植物オイルで) (↓6〜10歳: 部屋に香らせる芳香浴にとどめましょう。12才未満と高年齢の方は必ず希釈します。通常の25%で) クローブ、シナモンリーフ、ジンジャー、タイム、フェンネル、ブラックベッパー、ペパーミント、レモングラス、ローズマリー ●敏感肌の人は注意が必要な精油 イランイラン、クローブ、シナモンリーフ、ジャスミン・アブソリュート、ジュニパーベリー、ジンジャー、スイートオレンジ、ゼラニウム、タイム、パイン、プチグレン、ブラックペッパー、ペパーミント、ベルガモット、ベンゾイン、メリッサ、ヤロウ、ユーカリ、レモン、レモングラス ●高血圧の人は使ってはいけない精油 ジャスミン・アブソリュート、タイム、ローズマリー ●てんかんの人は使ってはいけない精油 フェンネル、ローズマリー ●光毒性のある精油 (皮膚につけて、日光に当たると、紫外線の刺激でアレルギーや肌荒れ、しみなどのトラブルを引き起こす製油) グレープフルーツ、スイートオレンジ、フェンネル、ベルガモット、マンダリン、レモン <CONTENTSに戻る> <このページのトップへ>
※精油の香りは、種類によって空気に触れてから香りがたつまでの時間や持続性に差があり、これを香りのノートといいます。精油同士をブレンドするときは、このノートの違うものを組み合わせると、バランスがよくいつまでも香りが長続きします。 香りには3つのノートがあります。 ●トップノート : すぐに香るもの レモン、スイートオレンジ、グレープフルーツ、マンダリン、ディートリー、ペパーミント等 ●ミドルノート : 上下の中間のもの ラヴェンダー、ジャスミン・アブソリュート、イランイラン、 カモミール、ゼラニウム、ローズマリー等 ●ベースノート : 遅く香り始めて、長く維持するもの フランキンセンス、サンダルウッド、ベチバー、ベンゾイン、ミルラ等 <CONTENTSに戻る> <このページのトップへ>
精油は何故希釈(薄める)するのか知っていますか? 実は、精油1滴に成分が凝縮されていて、その作用はとてもパワフルです。 たとえば、ヴィアロームの精油は、1キロのローズの精油を抽出するには花びらが3〜4トンも必要です。 精油は、植物の中にある特殊な分泌腺と呼ばれるところで合成され、 その近くの小さな袋(油胞)は、植物によって葉の表面近くだったり、 果皮の表面近くだったりとさまざまで、その成分を凝縮して抽出します。 植物 から抽出される精油が、パワフルで高価なのは、そういった理由からです。 精油1滴の作用はとてもパワフルで、刺激が強いため、かならず希釈(薄める)して使うのです。 マッサージに使うキャリアオイル(植物オイル/ベースオイル)も 植物から抽出されるのもですが、まったく別のものです。 キャリアオイルは、人体に優しく作用もソフトなので、ベビーマッサージに使用できるものもあります。 そのため、希釈用にも使います。 精油の希釈率と、カラダへの作用は科学的に割り出されたものです。 精油の分量を間違えると、カラダに悪影響が生じますので、ご自分でブレンドする際には、 本などを参考に必ずレシピの分量を守って、オリジナルブレンドオイルを作り、お楽しみ下さい♪ ●計り方と希釈率 通常、精油が入っている遮光ビンの口にはドロッパーがついていて、1滴ずつ出るようになっています。 どのアロマレシピでも、精油の量は「1滴、2敵」と表しています。 マッサージように希釈する際は、キャリアオイル(植物オイル・ベースオイル)を使います。 精油1滴=0.05ml です。 5mlのベースオイルに1滴加えることで、1%の希釈率になります。2滴なら2%です。 ・ 5ml(キャリアオイル)+1滴(精油)=1%(希釈率) ・ 5ml(キャリアオイル)+2滴(精油)=2%(希釈率) ・ 10ml(キャリアオイル)+2滴(精油)=1%(希釈率) ※通常、体に使用するマッサージオイル=1〜2% ※通常、顔に使用するマッサージオイル=0.5〜1% ●精油が溶けやすい油やアルコールも希釈剤として利用できます。 精油は水には溶けません。油やアルコールなら簡単に溶けます。 お風呂に入れるときも、アルコール(無水エタノール)に入れてからバスタブに加えると、水によく混ざり安全です。 (混ざってない場合は、お湯の表面に精油が浮いていて、直接肌に付いてしまうため、危険です) また、ルームスプレーなどを作る場合にも同様に、アルコールで希釈してから水(精製水など)に混ぜます。 <CONTENTSに戻る> <このページのトップへ>
精油は原料になる植物により、 花、葉、果皮、根、樹皮などから 抽出されます。 その成分が持つ性質などから、 現在は大きく3種類の 方法がとられています。 1 水蒸気蒸留法 もっとも多い抽出法がこの水蒸気蒸留法です。 ・原料になる植物の部分を蒸留釜に入れます ・水蒸気の熱によって、芳香成分を気化させます。 ・その蒸気を冷却することで液体にもどし、この上に浮いた芳香成分が精油です。 ・分離して下に沈んだ水は芳香蒸留水(別名ハイドロソル、フローラルウォーター)といい、 ローズウォーターやラベンダーウォーターなどとして、化粧品など幅広く利用されます。 【水蒸気蒸留法で抽出される主な精油】 ラベンダー、ローズマリー、ティートリー、ユーカリ、フランキンセンス、ペパーミントなど 2 圧搾法(あっさくほう) 主にレモンやオレンジなどの柑橘系の精油を抽出するのに行なわれる方法です。 ・果皮の部分をローラーや遠心分離機などの機械を使って、押しつぶして抽出します。 ・熱を加えないので、自然の香りが楽しめます。 ・その一方、劣化が早いので、早めに使い切るなどの注意が必要になります。 【圧搾法で抽出される主な精油】 スイートオレンジ、レモン、グレープフルーツ、マンダリン、ベルガモットなど 3 溶剤抽出法 水蒸気蒸留法や圧搾法では抽出できない植物に使われる方法です。 ・石油エーテル、ヘキサンなどの揮発性の溶剤に、原料になる植物を入れます。 ・溶剤が揮発して、植物の中の芳香成分や天然のワックスや色素などが残ります。これをコンクリートと呼びます。 ・このコンクリートをアルコール溶剤で溶かし、溶剤を飛ばして精油を抽出します。 ・この方法で抽出された精油は「アブソリュート」と呼ばれます。 【溶剤抽出法で抽出される主な精油】 ローズ・アブソリュート、ジャスミン・アブソリュートなど <CONTENTSに戻る> <このページのトップへ>